2024/02/20

コラム『消防士の仕事について』vol.17

消防士は地方自治体の消防本部や消防署に所属する一般職の地方公務員で正式には消防吏員と呼ばれます。
火災や災害発生時に消火活動や人命救助を担います。
また、地域の住民に対して火災予防や防災安全を呼びかけるのも重要な業務のひとつです。

 

◎主な業務内容を紹介します。

災害対応業務

火災現場にポンプ車やはしご車で駆けつけ、消火活動や救助活動を行う。

 

災害予防業務

建物の設計段階から関わり防火に関する審査や指導、竣工後の検査などを行うことで安全な建物づくりを推進する。
また、建物や店舗の消防用設備を検査する防火査察や事業所の消防計画の作成指導、ガソリンスタンドなど危険物施設を設置する際の許可や検査業務も行う。

 

防災安全業務

地域住民を対象とした広報活動やイベントの実施、地元の消防団への指導などを行うことで地域や住民の防災意識を高める。
具体的には地震発生時に身を守る方法や家具類の転倒などを防ぐ方法を広めたりイベントなどでは消火器を用いた消火のやり方や救護方法の指導を行う。

 

この他にも空からの消火や救助を行う航空隊、水難事案に対応する水難救助隊、山での救助活動を行う山岳救助隊など特殊な環境下で活動する消防士も存在します。

 

近年、日本は多くの災害に見舞われる機会が増えており消防士の救助活動が必要となる機会が多くなっています。
消防士は、ときに自身の身が危険にさらされることもある職業ですが困っている人を直接助けることができるため、大変やりがいのある職業とも言えます。
知識面だけでなく体力面でも高い技術と専門性が必要になる職業ですが地域の安全を守りたい、困っている人を助けたいと思う人はぜひ消防士を目指してみてはいかかでしょうか!

 

警察官・消防官コース
http://shatai.ac.jp/course/police-fireman/