2024/01/16

コラム『スポーツフィッシング対象魚・ブラックバスの歴史について』vol.13

日本のスポーツフィッシングを語る上でブラックバスほど日本のフィールドに馴染んだ魚はいません

今回はそんなバスの歴史を紹介します!

日本に放たれたのは半世紀以上前!

◎国内の歴史

初めて導入されたのは大正14年のことです

18歳でアメリカに留学した故赤星鉄馬氏は食用と釣りの対象魚として養殖が容易であることから日本に移入することをアメリカに申請しました。

実現したのは大正14年、今から半世紀以上も前のことでした!

箱根の芦ノ湖に放流されたバスはその後、相模湖に移入されましたが県外へ持ち出し禁止であったはずのバスはいまや全国各地の湖沼、河川に生息しています。

その大半は釣り人など誰かが意識的に放流した結果と考えられます。

このようなことがルアーフィッシングブームに大きな拍車をかけることになりました

◎アメリカの事情

北アメリカ大陸原産のブラックバスはアメリカ各州の大半の湖沼
を中心に排水路や用水路にいたるまで生息しています

その人気は非常に高く、アメリカのゲームフィッシュの主流ともいえ、バス・プロと呼ばれる職業まで存在しています。

彼らは日本の漁師とは違い、取った魚を売って生活しているのではありません。

バス・プロたちの集まりによるトーナメントの賞金とメーカーとの契約により生活を営んでいます!